直播栽培を始めて感じたのは、「正解は一つではない」ということでした。
鉄黒コートも、りもみんも、それぞれに強みがあります。
では、なぜ私たちは両方を試しているのか。
その理由はシンプルです。再現性を高めたいからです。
■ 直播は“運”に左右されやすい
直播栽培は、
・気温
・風
・降雨
・地温
・鳥害
といった外部要因の影響を強く受けます。
移植と違い、苗で保険をかけることができません。だからこそ、「初期設計」がすべてを左右します。
■ 資材は“目的”で選ぶ
私たちは、資材を「良い・悪い」で判断しません。
見るのは、
✔ 初動を安定させたいのか
✔ 工程を安定させたいのか
✔ 面積拡大を見据えているのか
という目的です。
鉄黒コートは初動設計に強い。
りもみんは工程設計に強い。
だから両方を試しています。
■ 目指しているのは“再現性”
私たちが目指しているのは、
「うまくいった」ではなく「どこでやっても同じようにうまくいく」 ことです。
そのためには、
・複数の選択肢を持つこと
・圃場ごとに設計を変えること
・データを積み上げること
が必要です。資材はそのための“道具”にすぎません。
■ 面積を増やすなら、思想が必要
直播で面積を拡大する場合、“たまたま良かった年”では意味がありません。
毎年、ある程度読めること。これが経営としては最も重要です。
そのために、私たちは
・種籾
・コーティング
・播種方法
・防除
を一体で設計しています。
■ まとめ
複数のコーティングを試しているのは、流行を追っているからではありません。
再現性を高めるための検証です。
直播は「作業」ではなく「設計」。
これからも、圃場ごとに最適解を探り続けていきます。